あたしは高ぶった感情をおさえるように、走って家に帰った。 何… 何であたしが佐堂なんかにときめいて…?? あーりーえーなーいー 王子の役だったからだよね?? そう。きっとそうだよ!! あたしは自分にそう言い聞かせるしかなかった。