しかも何ときめいてんのよあたしは!! 今のは演技なんだから…!! 「あ、ああー王子様ーあたしを踊りに誘ってくださるのー」 「私はあなたと踊りたい…いいですか??」 佐堂はそう言っていつもとはまるで違う目であたしをじっと見つめる。 ドクン ドクン ドクン 徐々に顔が熱くなっていくのが分かる。