「じゃああたし帰るわ~。」 美羽がそう言って二カっと笑った。 え!?帰るって… 「ちょっ…美羽!?」 そんなあたしの声は儚く、美羽はかえっていってしまった。 「日向ちゃん!!」 後ろから声が聞こえて振り向いた。 「ま、真央くん…。」 「上がって??」 「う、うん…。」 あたしは少し遠慮しながらも中に入った。