まず、穣が殴り飛ばす。 最後の締めに慧斗に渡る。 「…お前、自分のしたことがわかっているのか? 最悪、数多の犠牲を払うところだったんだぞ。 …今回は夕兎が無事だったけど、死んでいたかもしれない。お前のとった行動がその後、どう続くのか考えて行動しろ」 胸倉を掴み、耳元で呟く様に話す慧斗は端からみる者でも迫力があった。 犯人は半端なく、恐ろしい思いをしているだろう。 実際、顔は青く、涙目。なおかつ、震え始めた。 .