「夢子、クラブは何するの?」 「うん、文芸部があったらそれにする」 「夢子は童話とか詩とか書くの好きだもんな」 「うん。翔は陸上部でしょ!」 「もち、本格的に頑張るぞぉ~」 「期待してるよ」 「おう」 嬉しそうに歯を見せて笑う翔は、凛々しいと言うのがぴったりなんだけど。 最近ドキッとするくらい美しく見え時がある。 それが今。 いつも何かに怯えてる、お子様なあたしとは正反対。 少しだけ頬を紅潮させて、新しい生活に期待を込める、その真っ直ぐな瞳が美しくて…… ドキッとした。