『あ~あ消しゴム忘れたあ』

そう言って隣を向く


『赤瀬くん。消しゴム使わないならかして?』


「何その使わない前提うける~なあ和也」

赤瀬くんは横に居る男、和也くんにそう言った


「それより、赤瀬くんって呼び方がうけるわ」

「そうだよな!雄って呼んでよ~読んだら貸すよ?」
そう赤瀬くんは言った


『どうせ授業出ないなら貸してよ』


「呼んでよ」


『雄…━』


「んー?なんて?雄消しゴム貸してって言ってよ」


『雄消しゴム貸してよ…━』

しょーがなく言う。


「棒読みだけど…かわいい」

抱きしめられた。


「あっ、はい消しゴム」


『あり、が…と』