花の傭兵

「いや、お言葉はありがたいですが、自分で納品する主義なんです。お客様の大切な品なので」

「そうか、では、お主の体ごとアレン国まで誰かの背に乗せて飛んで行かせよう。そしてバーリン村にも飛んで行く。それでいいかな?」

「はい、よろしくお願いします。ロンはここに残して行きます」

バードがそういうと

「僕もバーリン村に行って妖術使いの学校を見てみたい」

「お前は妖術の才はないだろう」

なんでお前なのよ。

「学校に興味あるんです」

「お主は何が得意なのかな?」

「剣なら誰にも負けません」

ローズは胸を張って答える。

「剣しかだろう?」

グサッ

確かにそうだけど…

「それならトーリス村に傭兵の学校があるはずだ。」

「では、俺たちがバーリン村へ行ったあとトーリス村にも飛んでもらえるとありがたいです」

なんか強引なんだから。ローズは思ったが言わなかった。

「お安いご用だ。…それでは夜も遅いのでお先に失礼する」

トンビが退室すると侍従たちがお盆をかたずけ出したのでバードたちも用意された別の洞穴に移って寝の支度をしはじめた。