俺は男だ馬鹿野郎!


翼の唇が近付く。


もうダメだ。終わった。


グッバイ、俺の初めてのチュー……。










「うん? 光?」


どっかから片言の日本語。


そう、救世主様がご降臨なされたのだ。


「加奈子ちゃ~ん!」


「やっぱり光だ。そんな所で何をしている?」


運よく通りかかった加奈子ちゃんにより、翼は俺の拘束を解き校舎へと消えていった。