堪えていた涙が溢れだす。 大翔のマンションと自宅のちょうど間にある公園のブランコに揺られながら、全力疾走して失われた体力を回復させた。 なにもかも嫌になる。 誰もいない公園も。 赤く錆び付いたブランコの鎖も。 ポツリポツリと、黒いシミが増えるスカートも。 途中、転んですりむいた膝も。 砂だらけの制服も。 耳から離れない母さんの言葉も。 止まらない嗚咽も。 泣き虫で弱い自分も。 なにもかも嫌だ。嫌いだ。消えてなくなれ。