なにしてんだ?
「なあ、光」
「ん? なんだ?」
「ベッドの下にこんなもんが落ちてたんだが……」
虎ちゃんの手にのっているものは、まぎれもなく。
避妊道具!?
て、なんで俺のベッドの下にあるのー!?
「ち、違うんだ虎ちゃん! これはきっと俺の弟が悪戯で仕組んだもので、決して俺の私物じゃないから! 第一、生で見るのは初めてだからってなに言っとんじゃ俺はー!」
パニックです。頭ん中が自爆テロです。
慌てふためく俺。それを苦笑いで見守る虎ちゃん。
その均衡は、虎ちゃんの手によって崩された。
「……え?」


