俺の背中に手が回る。
こ、これは、咆哮ってやつですか?
※咆哮×→抱擁○
「お前、なんで濡れてんの? ヤラシー」
「うっせ! てか公衆の面前でセクハラだー!」
ポカポカと翼の胸を叩く。
だけどそれは逆効果で、翼は抱き締める力をさらに強くして、俺の肩に顔を埋めた。
耳元で低音ボイスでそっと囁く。
「俺と付き合え、光」
―――俺と突き合え?
なにその痛々しい響き。竹槍で互いを突き合うとかなんか?
戦時中の竹槍部隊か、俺は。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…