背筋に悪寒が走る。


ゾクゾクッと寒気が包むこむと、頭上から笑い声が降ってきた。


視線を上げると、クラスのベランダに数人の女の姿。


まさか、これってイジメ? おめえの席ねえから的なアレ?


どうして俺がイジメられなきゃ……あった、思い当たる節が一つだけ。


翼関係か。


にしてもだ。なんでまた机を落とすなんて危険なことを?


一本間違えたら大惨事になってた危険もあるのに。


それに、あのグループは重大な間違いを侵している。


それは……。


「この机、山田のじゃね?」


背後にはショックのあまり膝をつく山田君。