探した温もりが

すり抜けて消えた

その刹那





どうしようもなく

溢れ出した

嗚咽と想い





すごく重くて

此処から動けなくなった





だから今も

ボクは此処に

立ちすくんだまま

ただ目を閉じて

キミを想う







       《終》