「市長さんだったんですか……俺はカムイ。こっちはリリー。宜しくお願いします、ロディーさん。」 カムイが握手を求めるとロディーはしわくちゃの小さな手でそれに応えた。 「ロディーと呼んでくれて構わんよ。よろしくカムイ。それにリリー。」 「分かりました。ではロディー、さっそく案内をお願いできますか?」 ロディーはリリーとも握手を交わすとまた笑って歩きだす。 「ほっほ。礼儀のできた若者達じゃて。」