その中では人の数十倍は軽くある石像が王座に座ってカムイを見下ろしていた。 「人間…何…用だ。」 不器用に口が動き、聞き取りずらいほどに低い声が響く。 カムイはゴーレムを挑発するような目で見上げながら言う。 「あんたの持ってるグリーン・スフィアが欲しい。」 「断る。」 「当たり前だっつのな。」 カムイはニッと笑うと孔気刀を造り出す。 相手も戦いの開始と悟り、ゴーレムは王座から立ち上がるとその巨大な体を天に伸ばした。