随分泣いた後,車が急に止まった




「アリサ様・・着きました」




運転手さんがそうやって言うと、アリサさんは、「そう。わかったわ」と言った




車のドアが開けられ、私が今一番帰りたくない家に着いた




「柚姫ちゃん、あなたの涙の理由って・・・この家にあるの??」




アリサさんは、家のデかい門を見上げて言った




「え??いや・・あの」




アリサさんは何を言ってるんだろう。と思った瞬間だった・・・




アリサさんは、私の手を引き門を開けた




「あ、アリサさん?!」




「許さないわよ・・・」




「え??え??」




なんか独り言言ってるんですけどぉ~!!!!!!




恐いょ・・なんか怒ってる??




私の問いかけなんて無視をして、ズカズカと玄関前までやってきた