ガサガサ… 近くの石が転がって、洞窟の中に響いた その音に反応して、來人と奈々子がこっちを向いた 隠れよう隠れようと考えてても足が動かなかった 「ゆ、柚姫…!!」 「柚姫…」 來人はちょっとビックリした顔で、 奈々子は…少し申し訳なさそうな顔をしていた