「隼人?」
「うん?」
「また、一緒に来よ」
「…うん」
そう呟いた隼人の顔を見ると、隼人はずっと空を見てた。でも、その顔がどーしても寂しそうで、気になって気になって仕方がなかった。
でも、聞けなくて、聞けなくて。
聞いても何でもないと言う隼人の表情。ただ、あたしが思ってるだけなのかもしんないけどその表情が寂しそうで疲れたようにも思った。
その隼人の顔をジッと見つめても、全然答えなんて分からなくて。だからあたしは隼人の手をギュっと握りしめた。
温もりが肌に伝うと同時に隼人の視線があたしに向く。その視線と重なり合った時、隼人もあたしの手を握りしめ、もう一度空に視線を向けた。
「…なぁ、美月?」
暫くして小さく呟く隼人の声。
「うん?」
そう言って隼人を見ると、
「…俺の事、好きか?」
突然の事にあたしは思わず笑みを漏らした。
「何?どーしたの、急に。好きに決まってんじゃん。隼人が居ないと寂しいよ?それほど好き」
「そっか…」
「何?そっか…って」
「いや何でもねぇ」
隼人がそう言って直ぐだった。
重なり合った唇が、いつも以上に激しさを増してた。息がもたないほどに交わしてくる隼人にただあたしは委ねてた。
だけど、



