「とにかく雅樹!!
無事、お姫様奪還だな!!」

「あたしもお姫様になりたいー!!」

「お前は絶対一生無理。」

「うるっさいわねー!!あんたなんて王子様の側近止まりなんだから!!
ってか側近にもなれないわよ!!雑用係…ただの雑用係なんだから!!」

「もう…ケンカしないで…」

「お前らもう少し気を利かせろよ。」

「だよな?俺もそれちょっと思った。」

「でも…ありがとうな悠夜。
お前の最後の言葉のおかげで決心ついたよ。」

「親友として当然だろ?」



「雪…かしら?」

「ホワイトクリスマスとかやべぇ!!」

「来年もこうやってみんなでクリスマスを過ごせるといいね…。」

「そうね。来年も雅樹の『夜想曲』が聴きたいわ。」

「理子が弾いてほしいなら…」





一番大切な人が側にいて、

親友と呼べる仲間たちがいて、

みんな笑い合っている。


そんな人生最高のクリスマスの夜。




*END*