小悪魔†彼氏





さくさくと俺たちの足跡と


あいつの声が聞こえる。



「おい、てめー何やってんだ」


「兄・・・・」



麗奈が連れてきてくれたのは


あの、海の見える秘密の場所。


地元の人しか知らない。


・・・そっか・・・。


俺が・・・一番ここのこと・・・分かってたはずなのに。


昴は少し涙目だった。



「んで・・・なんで来んだよハゲ」


「ハゲてねーよ!!!」


「うっせ、チビ!チビ兄貴!!!チ・・・ビ・・・」



少し硬かった表情がゆるんだ。



「昴くん?心配したんだよ」


「・・・」


「さ、帰ろう?ご飯作ろうよ!」



麗奈の言葉をシカトする、・・・こいつ。


なめやがって・・・。