次の日、あたしはいつもの様に病院に向かった。 いつもとは違う思いを抱いて…。 「あっ晴日っ!!ちーっす!!」 「圭…。」 「姉ちゃんに聞いたんだろ、アメリカのこと。俺、行かねーよ。」 「どうして?あたしは大丈夫だよ。」 大丈夫なんかじゃない。 本当は圭のそばにいたい。 「嫌だ。行かない。」 「行って!」 「行かないって言ってんだろっ!!」 圭は今までに聞いたことのないほどの大きな声で怒鳴ってきた。