走り回った直後コントロールが安定せず四球なんか与えてしまったからさあ大変。

次の打席に立ったキャプテンはセカンドゴロ

よしゲッツーだ。

そう思った僕の気持ちと裏腹に

「2点目が入ってノーアウト一、三塁だな」

ええ〜っ

「だから透明ランナーは俊足だって言ったろ?」

これって実は新人イジメ?

そんな事考えてたら

「一平っマウントに上がったら集中せんか!お前がぐずぐずしよる間に透明ランナー二塁に行ったぞ」

またムチャクチャな…

そして次は定番のスクイズ

読み通りだったんできっちり外したら

「スクイズを読むとは…一平なかなかやるな。だが何度も言うが透明ランナーは俊足…1点追加でランナー三塁だ」

僕はキャプテンのイジメとも言える練習で記念すべき高校での初登板をワンアウトも取れずノックアウトされるという屈辱を味あわされた。