草食系肉食男子と夢子チャン

リアに誰かを紹介してくれと物凄く頼みこまれて家に帰った。



靴がある!!



こんなに早い帰宅なんて初めてじゃない!?



もう1つの靴は零さん?



そう思って部屋に入ると全く知らない人がいた…。



立ち上がって帰るとこらしい…。



「若様、こちらのお嬢様はどなたですか?」

「使用人。」

「そうですか。では私はこれで。」

「帰んねぇって言っとけ。尚人がいんだからあいつの顔に泥塗るような事すんじゃねぇよ。」

「しかし会長の意志ですので…。」



あたし、使用人?



えっ!?



あたし使用人なの!?



お客さんが出てってリビングのドアが閉まってからボーッと立ち尽くしてた。



あたし彼女じゃなさ気?



酷いよ律汰君…。



「泣くなようぜぇから…。」

「もうお家帰る…。」

「好きにすれば?今イライラしてっから話しかけんな。」



ショックで家を飛び出した。