彼女だから遠慮しなくてイイよね?



イイよね!?



「はい、ハムカツサンド!!」

「ありがと。」



この王子スマイル…。



あたしの彼氏ぃ~!!



「あのね律汰君、あたし…。」

「夢子って身長何センチ?」

「へっ!?168だけど…。」

「スポーツやってた?ってかやってる?」

「あっ、一応バスケやってたけど…。」

「ふぅん。あ、パンありがとね。」

「うん?」



それだけ言っていつものようにどこかへ行ってしまった。



いつもお昼にいないんだよね…。



ちょいと偵察…。



バレないように後ろを着いてった。



屋上に行くの?



立入禁止のハズだけど…。



カギ!?



ポケットからカギを出した律汰君は普通にカギを開けて屋上に出て行った…。



バレないようにゆっくり…。



静かにドアを開けて覗いて見ると律汰君の声だけが聞こえた。