日付が変わる頃に終わった仕事…。



ソファでうとうとしてる夢子…。



もう全員帰ったらしい。



「おい、帰るぞ。」

「ん~…帰ります…。」



目を擦って俺について来る夢子は究極に眠たそう…。



初バイトで疲れてんだろうか…。



車に乗ると必死に目を開けてる姿に吹出しそうになった…。



すっげぇカワイイ…。



「寝たらお仕置きな?」

「うん…。どんな?」

「一緒に風呂。」

「起きてます!!」



でもここから何気に遠いからな。



30分の距離に耐えられんのか?



「ぁああっと…。」

「寝てイイぞ。」

「一緒にお風呂入れないもん…。」

「じゃあ起きとけば?」

「うん…。」



黙っとけば寝んだろコレ…。



寝ないように歌い始めた夢子の歌を聞きながら10分…。



歌が聞こえなくなった…。



完璧寝てんな…。



優しい俺はそのまま家まで寝かせといた。