結婚式はかなり盛大にやった。



井坂の後継ぎとしても俺はよくやってる。



そして親への復讐。



「本日をもって会長の引退。そして、井坂グローバル改め、ユニバーサルドリーム社とする。新代表吉村律汰」



悪いな親父。



俺は井坂を捨てた。



今まで黙ってた事。



結婚して井坂を継ぐなんて真っ平だ。



俺は井坂でもスミスでもない。



吉村律汰だ。



「副社長に進藤零を。井坂尚人が大学を卒業するまで、零には副社長になってもらう。」

「しかし社長!!今までの重役達は…」

「文句があるなら自分が取り仕切れ」

「いえ…」



誰にも文句は言わせない。



この世界、俺のもんだ。



「ただいま…」

「おかえり!!疲れてるね…」

「記者会見とかマジでヤバイな…。芸能人じゃねぇって…」

「でもかっこよかったよ?リツも零さんも」

「零は余計。今のすっげぇ妬いた…」

「ごめんね?」



うるせぇブタ。