結局、俺は生きてて夢子も無事に戻って来た。
何の心配も不安ももういらない。
そう思いながら、平和な日常を過ごし、新年を迎えようとした時だった。
仕事を終えて家に帰ると真っ暗な部屋で膝を抱えてる夢子が泣いていた。
何かあったのか?
「どうし…」
震える指先に気付いたのはそれから。
何でそんな顔…。
「夢子?」
「リツ………」
「なんか…」
「別れ…たいの…」
「は!?」
「別れる。リツと…もう一緒にいたくない!!」
意味がわからなかった。
突然切り出された別れと夢子の涙。
俺が何かしたとは思えない。
嫌いになったなら泣く必要なんてねぇ。
「ふざけてんのか?」
「本気だよ。あたし…もう出てくね?」
別れの意味なんてさっぱりわからなかった。
荷造りしてる夢子の姿を見るまでは。
何の心配も不安ももういらない。
そう思いながら、平和な日常を過ごし、新年を迎えようとした時だった。
仕事を終えて家に帰ると真っ暗な部屋で膝を抱えてる夢子が泣いていた。
何かあったのか?
「どうし…」
震える指先に気付いたのはそれから。
何でそんな顔…。
「夢子?」
「リツ………」
「なんか…」
「別れ…たいの…」
「は!?」
「別れる。リツと…もう一緒にいたくない!!」
意味がわからなかった。
突然切り出された別れと夢子の涙。
俺が何かしたとは思えない。
嫌いになったなら泣く必要なんてねぇ。
「ふざけてんのか?」
「本気だよ。あたし…もう出てくね?」
別れの意味なんてさっぱりわからなかった。
荷造りしてる夢子の姿を見るまでは。


