今日は肩揉み…。



その前はオセロの相手。



三谷 風雅と言う男、そんなに悪い奴には見えない…。



触られる訳でもなく、強引にベッドなんて事有り得ない。



ここに泊まった日は彼の理想論を永遠と聞かされた。



でも、最後には付き纏うリツの暗殺と言う恐怖。



彼が手を出すんじゃなくて、その道のプロにと言う話し。



だからこそ余計怖い。



「副社長、こちらが井坂から引き抜いた秘書です」

「おぉ!!君だ君!!よく来てくれたね進藤零」



えっ…。



零…さん……?



「あなたには感謝してますよ、安月給でこき使われるのには疲れましたから」

「それじゃあ頼むよ、井坂の裏事情、持ってきたんだろ?」



何で零さんが裏切るの…。



これは…。



何?



「どうも夢チャン」

「どうして零さんが…」

「若様は頭が悪い。井坂がなくなるのは時間の問題。だったらこちらにお世話になるのが先決でしょう」

「最低…こんな人だとは思わなかった!!」

「はははっ!!買い被ってたようですね、残念。今頃悠斗も相当困ってるでしょうね~」



最低…。