結局バレた凪さんは夢子に相当説教されてから退散。



あんな落ち込んだ凪さん、初めて見た…。



「おい、お前知ってたの?」

「うん。リツとちょっとあった時にね」

「誰が!?」

「尚人君と零さん」



夢子が二人の名前を発した瞬間、バンッとドアが開いた…。



冷や汗出るっス…。



「あいつらぶっ殺す!!」

「どこで聞いてたの!?」

「俺をナメんじゃねぇ」



凪さんが座ってたソファ…。



と、盗聴器…。



「お兄最低!!」

「これが仕事だ」

「そんなのただの悪趣味じゃん!!」

「まぁイイ。あいつら、ただじゃおかねぇから」

「悪気があったわけじゃないよ!!あたしが知ってるもんだと思ってたんだよ!!言わなかったお兄が悪いでしょ!!そんなお兄なんか大嫌い!!」

「えっ…マジで…?」

「マジでっ!!」

「な、何もしない…から…夢に嫌われたら兄ちゃん…」

「本当に何もしない?」

「し、しない…」



凪さん弱っ!!