草食系肉食男子と夢子チャン

それから向かった高級ホテル。



「ちょっ!?何で部屋なの!?ご飯食べに行くんじゃ…」

「部屋メシ。ってかお仕置き?」

「何の?」

「キスされた」

「あっ…」



真っ赤な顔で俯く夢子を部屋に連れてった。



俺だって相当モヤモヤしたし。



悩ませやがって…。



「凄い料理…。ってか凄い部屋…」

「俺ってそれなりにセレブだから」

「今改めて実感した…」



こう言うの久しぶり。



すっげぇ贅沢だな。



「これで最後?」

「はい」

「じゃ、もう来なくてイイから。片付けは明日やって」

「かしこまりました。それでは失礼致します」



メシも食ったし。



シメは夢子だよな~。



「このアイスうまい…」

「来いよ。俺のも食わせてやるから」

「い、行かなきゃダメ?」

「当たり前」



俺のモヤモヤ受け取れバカ…。



最近こんなんばっかでイヤんなるなぁ~…。



でもまぁリエの事は俺が蒔いた種だけど…。