草食系肉食男子と夢子チャン

ある物で適当に作ったメシ…。



夢子は喜んで食うんだろうな…。



そう思うと嬉しくて待ってる時間も苦にならなかった。



2時間半くらいで戻って来た夢子はギュッと俺に抱き着いた…。



すっごい久しぶりの感覚…。



「何だよ…」

「くっつきたかったけどリツが怒ってるから…」

「お前に対しては怒ってねぇよ」

「でもリツが他の人とキスしたら超ヤダもん…」



俺もイヤだって…。



でも夢子は悪くねぇから…。



「ほら、腹減っただろ」

「うん…」

「俺はメシよりこっち食いてぇけどな」

「えっ…。お、お腹すいたね!!うまそ~!!いただきまぁす!!」



逃げられた…。



でも久しぶりに夢子の笑顔が見れたからイイや。



「リツって何気に料理出来る…」

「作るヒマがないだけだって」

「明日はあたしが作るね!!」

「一緒に作る…」

「へっ!?」

「うっせ。早く食え!!」



仲直りしたいし…。