草食系肉食男子と夢子チャン

安心して気が抜けたら睡魔が襲って来た…。



夢子にもたれかかると優しく包み込むように抱きしめてくれた…。



「昨日寝てねぇんだ…」

「なんで?あたしも最近あんまり寝てナイけど…」

「お前の事考え過ぎて寝れなくなった…」

「ちょっ!!そ、そう言う事言うのはリツらしくナイと思います!!」

「うっせ…。二人で寝るか…」

「じゃあベッド行こう?」

「初めてじゃね!?夢子が誘うの」

「さ、誘ってないんですけど!!」



わかってるっつーの…。



そんな気力もねぇしな…。



今は夢子の体温を感じて眠りたい…。



ベッドで腕枕して…。



震える身体をギュッと抱きしめた。



泣くなバカ…。



「幸せだ…」

「このままズットいたい…」

「もう離さねぇよ…」

「大好きだよリツ…」

「ん…俺も………好きだぞ…夢…」



夢子が何か言ってたけど聞こえなくて…。



すっげぇ気持ちいい眠りにつけた。