恐怖しか感じなかったリオ姉の後ろ…。



吐き気が襲う中入ったのはオシャレな居酒屋…。



「おぉリオ!!珍しく来たんじゃん!!」

「あたしじゃないよ。コイツ、彼氏にフラれて傷心だから癒してくれる男募集中だとさ。夢って言うの。可愛がってやって」



へっ!?



これって合コン!?



「待ってリオ姉っ!!」

「平気だよ。こいつらあたしと同じサークルの仲間だから。んじゃ、夢に下手な真似した奴のピーはなくなるもんと思え」



そう言って颯爽と消えたリオ姉…。



同じサークルって…。



女の人が同じサークルなだけで男は別でしょ!?



「あのっ、夢チャン…」

「ななななな、尚人君っ!!なんでいるの~!!」

「これには訳がって言うか夢チャンこそ何で!?お兄様は!?」

「あっ、やっぱり帰る…。すいません、お騒がせいたしました…。」



そう言って居酒屋を出た。



グッと掴まれた腕に振り返ると心配そうな尚人君…。