リエの連絡先を聞いてからまた会う約束をした。



その後に戻って来た零は俺と口もきかない…。



家になんか帰れるわけもなく、そのまま会社で寝てから学校に行った。



「夢に何したっ!!」

「リアには関係ねぇ…」

「ズット泣いてて何も言わない!!零チャンも何も言わないし!!」

「……………」

「もうイイ!!当分うちで預かるから。少し頭冷やしなよ井坂」



リアにキレられ…。



夢子には会えるわけもない…。



俺は何がしたいんだ…。



「零…俺…」

「若様、見損なったぞ。夢チャンがどれだけお前に尽くして来たかよく考えてみろ!!」

「仕方ねぇだろ!!理屈じゃねぇんだよ!!俺にもわかんねぇんだよ…」



夢子の事はすっげぇ好き…。



でもリエは?



好きじゃねぇよな?



俺は…。



夢子が好きなんだよな?