練習の成果が問われる時だ…。



「ガチガチだな…。そんなんじゃ食えねぇだろバカ…」

「だって…」

「ミスってもフォローしてやるから大丈夫だ」




リツぅぅぅ~…。



あたし頑張るっ!!



尚人君とリツはこんなの慣れてるようで行儀よく料理を食べて行く…。



「夢子さんは息子のどこを気にいったのかね?」

「どこっ…えっと…」



理想の王子フォルムが現れてつい告った!!



なんて正直に言えるような雰囲気ではナイ事は確か。



「ち、知的さと…立派なお考えをお持ちの所と…類い稀な才能に惹かれました…」

「後は?」

「後っ!?はい…えっと…すいません、緊張してしまって…」



3つも上げたのにまだ追求するか!!



思い付かないよ!!



あたしに興味がナイくせにヤキモチ妬いてみたり、たまに優しくしてくれたりするとこと、あとはやっぱり外見どぇす!!



と、叫びたい。