この雰囲気、恐すぎる…。



「派手な御召し物ですこと」

「俺のデザインにケチつけないでいただきたい」

「世間では認められてるかもしれませんが私は認めませんよそんなの」

「それで結構ですから」



仲悪いんだね…。



恐ろしいくらい…。



「僕は好きですよ、お兄様の作った服。若いからこそ着れるんでしょうけどね」

「尚人まで手なずけてどういうつもりかしら」

「母さん、お言葉ですが僕は昔からお兄様を尊敬してますから」



尚人君は完璧リツ信者…。



この勝負、リツの勝ちです…。



こんな気まずいままで向かったフランス料理の店。



リツと来てた場所より固そう…。



しかもビップルームみたいなとこに通されたし!!



さっきからあたし、生きた心地がしません…。



リツん家ではこれが普通なんだろうか…。



それともこう言う場所に来るのは何かのお祝いの時限定とか!?



んなわけないか…。