夢子の母ちゃんは近所の奥様達と飲みに行った。



夢子と凪さんの彼女が風呂に入ってしまって凪さんと二人きり…。



「意外だとか思ってんだろ」

「はい、まぁ…」

「あいつの護衛した時に好かれてそれからこんな感じ」

「凪さんも惚れてん…の?」

「めちゃくちゃカワイイだろアレ。素直だし真っ直ぐ体当たりしてくるし」

「ですね…」

「手は出さねぇけどな。今すぐ押し倒してぇけど」

「凪さんらしくね…」

「大事にしてんだよバカ」



本気らしい…。



超意外だった…。



タバコを吸いながらケーキをつまみにビールを飲む凪さんが妙にかっこよく見えた。



男だな…。



「凪チャン!!お風呂行って寝よ!!」

「先寝とけ。まだ仕事残ってっから終わったら寝る」

「うん!!手繋いでね!!」



俺、凪さんみたいな男になろう…。



来年の目標は凪さんだな!!



「夢子、これやる」

「何!?指輪だっ!!」

「まぁ、見返り求めっけどな」

「リツ大好き!!」



幸しぇ…。