草食系肉食男子と夢子チャン

目を見開きながら読んでる…。



「ギャラとかってやつ?」

「あぁ、そんなもんおまけ程度だ。」

「でもあたしこのままじゃ学校行けないんだけど…。」

「元に戻してやるからさっきの部屋いけ。」



そこから1時間、夢子が戻って来るのを待った。



制服を来て元の姿で現れた夢子。



宝の持ち腐れってやつだ…。



「皆さんは…。」

「帰した。お前もそろそろ帰るだろ?送ってく。」

「あっ、うん。」



また車に乗せて夢子ん家の場所を聞いた。



帰ったらギリギリだな…。



その時鳴った夢子の腹…。



「そういやメシ食ってねぇな…。」

「恥ずかしい!!」

「俺も腹減ってるわ。何か食ってくにも時間…。」

「お兄にメール入れとけば平気!!」

「親は?」

「夜勤だからいないけどお兄が心配性だから…。」



何か複雑な家庭とか?



一瞬そんな気がした。



「片親?」

「あ、ママだけ。」



へぇ、てっきり普通の家庭かと思ってた。