草食系肉食男子と夢子チャン

そっちのがやりやすい。



じゃあ着替えてもらうか。



「これに着替えろ。」

「これって…。」

「Ri-の新作。イチ押しだ。」



絶対夢子なら着こなせる。



短いスカートとか似合いそうな足…。



スタイルはまぁまぁなのに胸がな…。



「あの律汰君?」

「リツ。」

「り、リツ?どこで着替えれば…。」

「は!?ここ。」

「ムリですから!!」



そうか、コイツ処女か…。



どんだけ免疫ねぇんだよ…。



「じゃあコーヒーでも飲んで来るからその間に着替えとけ…。」



めんどくせぇ女…。



なんでコイツなんだろ…。



自分のオフィスを出てコーヒーを取りに行った。



まだ皆働いてる…。



「零、帰ってイイぞ?」

「でも皆期待してるんですよ、出来上がり。」

「そ?」

「はい。私はこの瞬間がたまらなく好きです。」



俺も好きだ。



この瞬間はいつもテンションが上がる。