とにかく夢子にイラッと来たからベッドに放り投げた。



「風邪治ってよかったな」

「話しがそれてる!!」

「夢子のおかげでこんなダルいのに動かすなよ…」

「えっ!?な、なんか…熱いよ!?」



だから風邪引いたんだっつーの…。



具合わりぃのに求めんなよなぁ~…。



「ちょっ…リツっ…」

「悪化したら責任取れよ」

「待っ…あたしっ…しないよっ!?」

「てめぇの風邪だろ。ちゃんと看病してくれんじゃねぇの?」

「これ看病じゃなぁい…」



めっちゃ動いてすっげぇ疲れた…。



イイ汗かいたな…。



「なんで襲うのぉ~…」

「浮気してねぇ証拠見せてやったんだろーが」

「あっ、そうですか…」

「やっぱ零んとこ行くからお前は勝手に寝とけ」

「なんで零さんち!?」

「零が恋しくなったから」

「げ、ゲイ…?」



黙れブタ。



今だけまだ零に頼る。



夢子と零…。



わりぃけど今は零の勝ち~。



そのうちお前に看病してもらうから覚悟しとけよ!!