草食系肉食男子と夢子チャン

【律汰】



もう5時間か…。



遅い…。



「リツ、出来ましたよ。」

「入れ。」



ガラスのドアが開いて零が入って来た。



零は俺の同志。



同じ物を志す仲間。



俺の右腕で秘書。



俺の不在中は全部零がやってくれる。



25歳で頭のキレる出来のイイ部下。



零の後ろから入って来たのは5時間前の面影はどこにもナイ夢子。



ん~、俺好み。



「イイね。」

「では失礼します。」

「ご苦労さん。」



俯く夢子に近付いた。



肌はキレイだし背も高いし痩せてる。



胸ねぇな…。



制服のリボンを外してボタンを開けてみた。



「なっ!?」

「お前何カップ?」

「B…ですが何か!?」

「せめてCだろ…。」

「そ、そんな事言われても…。」

「時間平気か?」

「あっ、今何時!?」

「もう22時過ぎた。」

「日付が変わるまでに帰れば…。」



親は放任系か。