草食系肉食男子と夢子チャン

悲しみに明け暮れてたらリツが不機嫌そうに目覚めた。



「お前寒くなかった?そんな薄着で」

「さ、寒くなかったよ!!何か暑くて…」

「そ。コーヒーブラックで」

「はぁい…」



あたしの誘惑フルスルー!!



完璧気付かれてナイ!!



それともあたしってそんなに魅力がナイのかな…。



「何してんだよ…。乳揉むな…」

「大きくなんない…」

「諦めろよ…」



うぅぅぅぅ~…。



リツはポヨヨンでピッチピチのお姉様の身体知ってるはずだもん…。



だからあたしに誘われないんだぁ~…。



カモンポヨヨ~~ン!!



「お前熱でもあんの?変な動きばっかりしてんじゃねぇよ」

「すいません…。コーヒーでございまぁす…」

「仕事部屋いっから新聞取って来いよ」

「へい!!」



パシリだパシリ…。



彼女っぽくない…。



あたし、女じゃないのかも…。