会社にまで顔を出す桐島君は皆に可愛がられてる。



ただ働きみたいだし…。



「零さん、これどこですか!?」

「それはこのファイルに保存してくれる?」

「最高だよ零さんは…」

「僕は君みたいな捨てゴ…将来有望な子を見捨てたくないだけだよ」



今完璧捨て駒って言おうとした!!



やっぱり零さんはただ者じゃない…。



むしろ腹黒い…。



「こんにちは夢チャン!!」

「尚人君!!お久しぶりです!!」

「お兄様いるかな?」

「オフィスにいますよ!!」

「じゃあこれ皆さんで召し上がって?」

「おやつにいただきます!!」



リツと血を分けた兄弟…。



あたしの一つ上の尚人君は本当に上品…。



まさに上流階級の生き物なんです。



たまにこうしてリツを訪ねて差し入れしてくれる。



今日はプリンが来たよ!!



「夢、今の…」

「リツの弟君!!高3だよ」

「尚人先輩だよな…」

「知り合い?」

「まぁ…」



意外なとこが知り合いだ!!