結局その日はお泊りもしないまま冬ポスターの撮影の日。



「女装なんて誰が言った?モデルはコイツらだ」

「へっ!?だって俺男だし…」

「絡みだ絡み。出来るよな?プロなんだし」



超セクシーな服を着せたプロモデルと桐島を絡ませる。



もちろん夢子もスタッフだからいるわけで。



「ヨダレ垂らしてんじゃねぇよ!!」

「だって桐島君めちゃくちゃ色っぽい…」



失敗だった…。



桐島を辱めに合わせるつもりが夢子が欲情してる!!



「おい、お前俺のオフィスから黄色い封筒に入ってるデザイン画を3階の城田に届けて来い」

「えっ!?なんで!?見てたってイイじゃん…」

「ここで脱がされたくなきゃ行け!!」

「はいっ!!」



バタバタ走って逃げてく夢子…。



黄色い封筒なんかねぇよボケ。



「じゃあ初めて」

「はぁい!!」



仕事に私情は挟まないようにしよう…。



その前に固い顔をした桐島のガキをどうにかしてくれ…。