草食系肉食男子と夢子チャン

俺が告られる度に夢子は妬く。



クソ可愛く…。



「付き合うとかしないよね!?二股とかヤダよ!?」

「夢子次第かな?」

「あたし次第…」

「いつも満足させてくれたらどこにも行かないよ?」



カワイイからからかうんだ。



ほら、赤い顔がヤバイくらいカワイイ。



「ドSヤロー…」

「零程じゃないよね?リアも大変だ」

「あ、あたしは別に零チャンがSだなんて…思って…ナイし…」



リアも年頃の女じゃねぇか…。



零がハマる気持ちもわからんでもナイ。



「リツはどんな子がタイプ!?」

「ん~とね、胸がデカくて色白で髪が長くて上品な平安美人みたいな素朴な子」

「平安…」



まぁ夢子はどっちかと言えばはっきりした顔立ちだからな。



薄い顔より夢子のが好きだ。



「ウソだよ、夢子が1番好き…」



なんてからかうとまた顔が真っ赤になる。



そしてやっぱり本気にしたみたいだ…。