草食系肉食男子と夢子チャン

家に帰って夢子を風呂に入れた。



後はピカピカの茹で夢子を食べるだけ。



「あたしが桐島君に奪われたら…リツはどうする?」

「はぁ?」

「がむしゃらになってくれたりするのかなって…」

「なるわけねぇだろ。お前は俺から離れらんねぇ」

「その自信はどこから来るの?」

「身体に聞けばわかんじゃね?」



離れられなくしてやる。



あんなガキに負けるわけねぇだろ。



「お前の事知り尽くしてんのは俺だけだ…。なぁ?」

「…………」

「口もきけねぇのかよ…。妬かせたお前が悪い」



桐島悠斗の名前を出した夢子が悪い。



明日は仕事だからもう寝よ。



腕枕してやる。



グッタリしちゃってるから軽く可哀相…。



俺っていつからこんなに嫉妬深くなったんだろう…。



自分以外の人間にここまでムカついたり出来るもんなのか…。



恋ってすげぇな…。