次の日は寝坊までしやがった夢子は置き去り。



俺は一人で先に学校に来た。



「よぉ、彼氏。」



朝から見たくない顔が現れた。



夢子の耳にいたずらした奴だ…。



まだお前の事は調べ終わってねぇんだよ!!



「桐島君だっけ?早いね、おはよう」



ニコッとスマイル全開。



ムカつく笑顔で睨まれてる…。



「夢が欲しいんだけど悲しませたくねぇからお前はやんない」

「僕ををどうにかする気?」

「別に」

「桐島悠斗、僕を甘く見てると後悔するよ?」

「顔だけだろお前なんか」



顔は認められてるらしい。



そう言う桐島悠斗も顔はイイからムカつく。



「僕はガキなんかに負けないから安心して?」

「ガキ?バカにしてんのかてめぇ…」

「さっきから、僕の足踏んでるんだけど退けてくれるかな?」



キレさせんじゃねぇクソガキ。



ケンカ出来る立場にいねぇんだよ俺は。