まさに理想の王子様だった…。



「モデル傷付けたくないだけ。」

「モデっ!?」

「何でもするって言ったのは夢子だ。お前、次の服着んだよ。」

「い、意味がわかんないんだけど…。」



律汰君に説明されたのはこうだった。



実はデザイナーで今は今年の夏服を作ってるんだって。



で、あたしがそれを着るモデルになっちゃう!?



「う、ウソでしょ!?」

「俺がウソつくような奴に見えんのかよ。」

「デザイナーって…。」

「Ri-ってブランド知ってんだろ。それ作ってんの俺だ。」



Ri-って…。



一流女子高生ブランドじゃないですかぁぁぁ!!



ギャルっぽくて少しセクシーでめちゃくちゃ人気ですけど!?



「街に貼るポスター、お前だから。」

「あたしそんな事っ…。」

「俺の女ならやれるよな?」



『俺の女』ドッキュン来た…。