その頃キジと男は完全に置いてきぼりを食らっていました。 「…あ、キジさんっ!ここ見てください!!」 「どうしました?」 「ここに…誰かの足跡が…」 「…あ、本当ですねぇ。うーん、これは…地下足袋??」 「ひょっとして…あのおばあさんが探していたおじいさんの足跡でしょうか??」 うーん、とキジはしばし沈黙しました。 「…見なかったことにしましょう。」