「鬼さんや、その金棒をワシに貸してもらえんか?」 おじいさんは穏やかに微笑んで言いました。 「えぇ、いいですけど…?」 鬼は不思議に思いながらも、おじいさんに金棒を貸してあげました。 金棒を受け取って、おじいさんは即座に走り出しました。 「許すまじー!成敗じゃー!!天誅じゃー!!」 ブオン、ブオンと風を切る音を金棒から鳴らしながら、おじいさんは木の隙間を駆け抜けて行きました。 「おい!じいさん!!」 猿と鬼は、呆気にとられながらも追いかけて行きました。